「改善活動」の目的は、「目標」の達成・実現です。
まずは、「目標」を明確にする必要があります。
「目標」が決まれば、「一人一人」、「チーム」、「社内全体」全て従業員、部署で、取り組むことで、すごい大きな【力】になり、勢い良く好転していきます。
逆もしかりです。「目標」がなく、「一人一人」、「チーム」、「社内全体」の進む方向はばらばらでは、絶対に改善していかないものです。
さて本日は、「改善活動」シリーズです。
第四回は、「改善案を実施」3つの重要ポイントです。
1.「改善活動」の基本
(ⅰ)改善活動とは
簡単に言うと【現状】を「より良くすること」です。
・仕事のやり方
・工具や機械のレイアウト
・職場の環境 など仕事に関わること全てに当てはまります。
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(ⅱ)改善活動の順序
改善活動を推進していく上で、第一に、どう進めていくか?
基本的な「順序」は下記の通りです。
「改善活動の順序」
1.改善点を見つける
2.現実を知る
3.改善案を作成
4.改善案の実施←本日のテーマはここ
5.効果の確認(フォローアップ)
6.1~6を繰り返す。
本日のテーマは、「4.改善案を実施」です。
2.「改善案を実施」 3つの重要ポイント
「目標」と「現実」の差を無くすための【改善案】が作成された後は、「改善案の実施」をしましょう。
日々の業務に追われてしまい、「改善活動」の優先順位は低くなりどうしても後回しにされてしまいます。
どうすれば「改善案を実施」していけるかのポイントを解説致します。
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(ⅰ)とにかくすぐ取りかかる
通常の業務は、
- 慣れた作業
- 一定の仕事量
- 次工程があるので遅らせない などの理由で、優先度が高いと思います。
反対に「改善活動」は期日が決めてあるとは言えそこまでの急務ではないことでしょう。ですので、ついつい後回しにしてしまします。「通常の業務が終わった後にやろう。」と思ってもなかなか重い腰が上がらないなんてこともあると思います。
ですので、いずれやらなくてはいけないなら、悩まずに「今すぐ」取りかかりましょう。
おかしな事を言っていると思うかもしれませんが、通常の業務は後回しにしても完了できます。なぜなら、「慣れている作業=得意な作業」ですし、その業務が終わらなければあなたは帰宅出来ないからです。
時間や空間の拘束があったり、その他の制約がある場合も同じです。とにかくすぐにやってみてください。
意外とあっけなく、「あれ?改善活動と通常業務を両方こなせたぞ。」と思う事でしょう。
(ⅱ)腐らずポジティブに
「改善案」の中で、【わずらわしい作業】がきっとあるはずです。
- 苦手なこと
- 手間暇かかること
- 辛い(しんどい)事 などです。
そんな【わずらわしい作業】を実施するポイントは、【自分自身を鼓舞する】ことです。
精神論に思われてしまいどうですが、【わずらわしい作業】は、とにかく実施する気力を奮い立たせないと始められません。
「俺ならできる。」
「俺だからできる。」
「俺しかできない。」 と唱える事です。
【わずらわしい作業】ほど、調子に乗った者勝ちです。
腐らずポジティブに実施する事でいい結果が付いてきます。
(ⅲ)実施できないこともある
「改善案を作成」して、いざ【実施】してみると、想定と違ったなんてこともあります。
そんな時は、【実施結果】を受けて、その事実を基に、「改善案」を修正しましょう。
「改善案」はあくまでも「案」ですので、状況次第で柔軟に対応することが重要です。
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3.まとめ
改善案を実施 3つの重要ポイント
(ⅰ)とにかくすぐにとりかかる
(ⅱ)腐らずポジティブに
(ⅲ)実施できないこともある