バリとは
射出成形加工におけるバリとは、製品の形状より樹脂がはみ出している状態です。
外観が悪いことや、寸法が合わないこと、かんごう(組み立て)できないこと、鋭いバリは危険なことなどが不良理由です。
バリのメカニズム
本来金型は、キャビとコアがぴったりと合わさった状態で、樹脂が充填されます。必要以上の樹脂が充填されると、バリが発生します。または、累計ショットが増えると合わせ面が消耗劣化して、隙間があいていきます。この隙間に入り込んだ樹脂がバリ不良になります。
バリが発生しやすい場所
バリの発生しやすい場所は下記の通りです。
金型の合わせ面
・キャビコアパーティングライン
・エジェクターピンの合わせ
・スライド入れ子の合わせ
バリの原因と対策
様々な要因が重なりバリが発生しますが、主な原因は下記の通りです。
- 過充填
- 金型の消耗
- 金型の取り扱い