射出成形の仕事

【新人向け】 粉砕機の種類と特徴 射出成形 技能士

2020年5月8日

プラスチック成形 射出成形では、

射出成形機と金型を使用してプラスチック製品を加工します。

 

射出成形機で溶融した樹脂を金型に充填します。

 

【溶融樹脂の金型内の流れ】

  1. スプール
  2. ランナー
  3. ゲート
  4. 製品部   と樹脂は流れて充填されます。

下図の緑色が、スプールランナーゲート部です。(一般的にはまとめてランナーと呼びます。)

この部分は製品を成形するのに必要な道です。

必要な部分ですが、商品にはなりません。

 

ランナーは

  1. 廃棄する
  2. 再利用する  ことになります。

 

製品によって、再利用材料を使用できるか決まっています。

プラスチックは、再利用すると物質的能力が下がります。

意味合い的には、製品の機能、寸法、勘合などに影響を許容できれば再利用が可能です。

 

再利用するには、このランナーを細かく砕きペレット大にする必要があります

 

その作業を、【粉砕】と呼びます。

 

粉砕するには、【粉砕機】を使用します。

本日は初心者向けに、粉砕機の解説をしていきます。

1.粉砕機とは?

2.粉砕機の種類と特徴

3.粉砕機紹介

 

1.粉砕機とは

射出成形のプラスチック加工では、金型内に充填された樹脂のうち製品部とランナー部に分かれます。

そのランナー部を、再利用できるように細かく粉砕する機械を粉砕機といいます。

 

一般的に、

電動モーターに付いた回転刃

粉砕機ボディに固定された固定刃

 

を使いプラスチックを粉砕します。

 

2.粉砕機の種類と特徴

プラスチック用粉砕機は、用途によってさまざまな粉砕機があります。

その中で、一般的な粉砕機2種類の特徴を紹介します。

(ⅰ)高速粉砕機

電動モーターの回転速度が速い粉砕機。

  1. 高速で回転する回転刃
  2. ボディに取り付けられた固定
  3. 細かな穴がたくさん開いたスクリーン   を使用し粉砕します。

回転刃と固定刃で細かく砕かれたランナーは、スクリーンの穴を通る大きさになったものから下に落ちていきます。

【メリット】

  • 高速で回転することで、短い時間で多くの量を粉砕できる。

【デメリット】

  • 騒音が大きい。
  • スクリーンの構造上穴を通るサイズが落下するので、細長いものが通過してしまう。(ミスカット)このミスカット粉砕片は、再利用時に射出成形機ホッパー口でブリッジしてしまう。

粉砕室のような区切られた場所に設置し、各成形機から出てきたランナーを一遍に粉砕する環境で活躍します。

(ⅱ)低速粉砕機

電動モーターの回転速度が遅い粉砕機。

  1. 電動モーターに取り付けれた回転刃
  2. ボディに取り付けられた固定刃  にて粉砕します。

低速粉砕機の回転刃の特徴は、大きな刃と細かい刃がついていることです。

大きな刃で荒く粉砕し、細かい刃でペレット大にまで粉砕します。

高速粉砕機のようなスクリーンはありません。

下図参考画像 カワタ 低速粉砕機から

【メリット】

  • 静か
  • 粉砕片の飛散が少ない。

【デメリット】

  • 低速度回転のため、時間当たりの粉砕量が少ない。

静かで粉砕片の飛散が少ないので、成形機横に設置し、取出し機で取り出したランナーそのまま粉砕するような環境で活躍します。

3.粉砕機の紹介

森田精機

高速粉砕機のスタンダード

シンプルな構造でプラスチック成形業界では、一般的はタイプです。

森田精機 汎用高性能粉砕機 JCシリーズ

カワタ

低速粉砕機

カワタ Gマスター KGAシリーズ

松井製作所

低速粉砕機

松井製作所 低速粉砕機 SMGL

ホロン精工

低速粉砕機

大きな刃と細かい刃が2軸構造になっていることで、トルクが強く、粉砕処理能力も高い。

ホロン精工 COMPACK

 

 

4.まとめ

粉砕機は用途によって使い分けます。

高速粉砕機は、騒音が大きく、処理能力が高い。

低速粉砕機は、静かで、処理能力が低い。

 

昨今では、工場環境も厳しくなってきました。

「どんな環境でしようするか?」で使い分けましょう。

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