1級2級 学科試験

射出成形 2級 学科試験 「材料」

2018年4月18日

2級 第5分類 「材料」 試験科目及びその範囲の細目

3科目が対象となります。

  1. 成形材料の種類、性質及び用途
  2. インサートの取扱い及び保管の方法
  3. 接着剤の種類及び用途

1科目ごとに、<細目>、例題、解説して参りましょう。

この科目は範囲が広いですが、2級では「概略の知識」を問われるので、広く浅くを基本に勉強しましょう。

1.成形材料の種類、性質及び用途

<細目>

1 次に掲げる成形材料の特徴及び用途について概略の知識を有すること。

(1) ポリスチレン (2) AS樹脂 (3) ABS樹脂
(4) ポリメタクリル酸メチル (5) ポリエチレン
(6) ポリプロピレン (7) ポリ塩化ビニル
(8) ポリアミド (9) ポリアセタール
(10)ポリカーボネート (11)変性PPE
(12)ポリブチレンテレフタレート
(13)ポリエチレンテレフタレート
(14)ポリフェニレンサルファイド
(15)高機能樹脂 (16)熱可塑性エラストマー
(17)難燃化樹脂 (18)セルロース系樹脂

2 成形材料に関し、次に掲げる事項について概略の知識を有す
ること。

(1) 次に掲げる配合剤の種類及び用途
イ 充てん材及び補強材 ロ 滑 剤
ハ 可塑剤 ニ 安定剤 ホ 酸化防止剤
ヘ 帯電防止剤 ト 紫外線吸収剤 チ 難燃剤
(2) 次に掲げる成形性に関する用語の意味
イ メルトフローレート(MFR値)
ロ 分子量及び分子量分布 ハ 可塑性
ニ 配向性 ホ 結晶性
ヘ 残留応力及びストレスクラッキング
ト 成形収縮 チ 離型剤
(3) 物性について次の事項
イ 密 度 ロ 引張り強さ ハ 弾性率
ニ 比強度 ホ 硬 さ ヘ 耐衝撃性
ト クリープ チ 透明性 リ 耐熱性及び耐寒性
ヌ 耐燃性 ル 自消性
(4) 重合、縮合及びポリブレンド

3 成形材料(モールダープログラムを含む。)のUL規格につい
て概略の知識を有すること。

 

例1)成形材料に関する一般グレートの特徴として、誤っているものはどれか。

イ ポリカーボネートは、衝撃強さに優れている。

ロ ポリアミドの成形品は、吸湿によって機械的強さが変化する。

ハ ABS樹脂は、ブタジエンを含むため耐候性が良くない。

ニ ポリプロピレンは、塗装との密着性が良い。

↑「ニ」

ポリプロピレンは、塗装との密着性が悪いです。

 

例2)プラスチックの種類とその性質の組合せとして、誤っているものはどれか。

種類 性質
ポリエチレン 密度が小さい
メタクリル樹脂 透明性が良い
ポリ塩化ビニル 燃えにくい
ポリアミド 吸水しにくい

 

↑「ニ」

ポリアミドは、「ナイロン」と呼ばれ、吸水性が高い材料です。予備乾燥が必要で、不十分なときは外観不良や、強度不足になります。

ポリエチレンは水に浮くことで有名です。

メタクリル樹脂はレンズに使われる樹脂です。

ポリ塩化ビニルは、難燃性プラスチックの代表的です。

 

例3)PA6(ナイロン)の特性に関する記述として、誤っているものはどれか。

イ 結晶化度が高く、機械的強度が強い。

ロ 摩擦摩耗性がよいので、歯車等に使用される。

ハ 荷重たわみ温度が高く、160℃前後である。

ニ 吸水率が高く、1%以上である。

↑「ハ」

PA6の荷重たわみ温度は、低く70℃ほどです。

 

例4)次の記述中の( )内に入る語句として、適切なものはどれか。

( )は、結晶性プラスチックであり、成形条件によって透明な成形品に加工される。

イ メタクリル樹脂

ロ ポリスチレン

ハ ポリカーボネート

ニ ポリエチレンテレフタレート(非強化品)

↑「ニ」

メタクリル樹脂は、PMMA(アクリル樹脂)のことで、ポリスチレン、ポリカーボネートの3種類は非晶性樹脂です。

ポリエチレンテレフタレートは、PETのことである。

 

例5)非晶性プラスチックと比較した結晶性プラスチックの一般的な特徴として、正しいものはどれか。

イ 透明である。

ロ 溶剤に接してもクラックが発生しにくい。

ハ 溶剤接着に適している。

ニ 成形収縮率は小さい。

↑「ロ」

結晶性樹脂は、分子間の結びつきが強いので溶剤に強い。

2.インサートの取扱い及び保管の方法

<細目>

インサートに関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること。

(1) 形状及び寸法

(2) 材 質

(3) 保管の方法

(4) 取扱い及び埋込みの方法

 

例1)金属インサートの保管には、防錆剤などを塗布し、使用するときには十分に洗浄し、完全に乾燥させるのがよい。

↑「正」

その通りです。

 

例2)インサート金具周りに残留ひずみが生じるのは、樹脂と金属の熱伝導率が異なるためである。

↑「誤」

熱伝導率ではなく、熱膨張係数がことなるためである。

 

例3)金属インサートは成形品で包み込まれるので、錆びていても使用できる。

↑「誤」

クラック発生につながります。

3.接着剤の種類及び用途

<細目>

接着剤の種類及び用途ならびにその取扱いについて概略の知識を有すること。

 

例1)PPはMEK(メチルエチルケトン)で溶剤接着できる。

↑「誤」

MEKで溶剤接着できるのは、ABS樹脂です。

材料の基本を解説しています。↓

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