色ムラとは
射出成形加工における色ムラとは、混錬不足などの理由で、製品の色にムラがある状態です。
外観が悪いことが不良理由です。
色ムラのメカニズム
マスターバッチや、ドライカラーといった着色剤を使用するとき、加熱筒内での計量条件や、配合比率、粉砕材の比率などにより混錬不足が起こります。うまく混ぜられていない樹脂を充填すると製品に濃淡、マーブル模様の色ムラが発生します。
色ムラが発生しやすい場所
加熱筒内の溶融不足に起因するので、発生場所は特定しません。
色ムラの原因と対策
色ムラの主な原因は下記の通りです。
- 加熱筒内における計量条件設定が、適当でない
- マスターバッチ、ドライカラーの配合比率が不足
- 粉砕材の配合比率が高い