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射出成形 ロジカルシンキングを活かしたものごとの考え方 基本編①

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こんな方におすすめ

  • 仕事が終わらない
  • 射出成形の成形不良を論理的に対処したい
  • ものづくりの改善を深堀りたい
  • 色々なアイデアがあるけど、まとまらない

射出成形工場に勤める現場担当者は、たくさんの業務を同時進行しています。

射出成形の製造部門を例にとると、業務は下記の通りです。

  • 予定確認
  • 原料準備
  • 製造している成形品の品質管理
  • 成形中の稼働点検
  • 段取り換え(金型交換、色替え、スクリュー清掃)
  • 成形機、周辺装置のメンテナンス
  • 金型のオーバーホール
  • 完成した成形品の搬送
  • 製造伝票の処理
  • 棚卸し
  • ISO推進、5Sパトロール

あげたらきりがないほど多くの業務を受け持っています。

すぐに対応しないといけない差し迫った業務に追われてしまい、なんだか毎日がバタバタと過ぎ去っていく。

こんな経験があると思います。

同じ職場を長年経験していくことで、視野が広がりうまく業務をこなせるようになっていきます。

しかし、何年も同じ職場にいながら、うまく仕事を終わらせられないと悩んでいる人は意外に多いものです。

  • 仕事が終わらない人と仕事ができる人の差は何なんでしょうか?
  • 「要領が良い」といわれる人は、どんなことを考えて行動しているのでしょうか?
  • なぜ同じ仕事をしているのに、得られる結果が違うのでしょう?

人それぞれ持って生まれた性格や、得手不得手、好みなどが違います。

育った環境や、価値観によってものごとの考え方は決まってきます。

 

このものごとを考える力が大きく関わってきます。

簡単に言うと、

色々なことを様々な角度から深く掘り下げて考えられる人は、仕事が速い

逆に、浅い考えで仕事をしている人は、仕事が終わりません

 

仕事の進め方に大きく影響するものごとの考え方は、鍛えることができます。

本日は、仕事ができる人の思考法の1つ ロジカルシンキング(論理的思考)について、実践ベースに解説していきます。

 

1.ロジカルシンキング(論理的思考)とは

ロジカルシンキングとは、論理的思考と訳され、ものごとを広く、深く、立体的に考え、順序立てて考える思考法です。
ロジカルシンキングの反対は、思い付きです。根拠も証拠もなく、「あっいいこと思い付いた!」では、うまくいきっこないですよね。

ロジカルシンキングの基本は、考えの飛躍がないこと、思考がつながっていることがポイントです。

職場で、上司が「もっとよく考えろ」を言っているシチュエーションを想像してみてください。
必ず上司は、課題トラブルを順序立てて話しませんか?
部下は、【考えの浅さや甘さ】を指摘されるのです。

 

2.ロジカルシンキング入門

ロジカルシンキング(論理的思考)は、訓練によって身に付けられます。
上司の良く言う「もっとよく考えろ。」この言葉は、少し脚色すると「もっと論理的に考えろ」という意味になります。

 

ものごとの論理的な考え方はいきなり習得できません。
いろいろなことを考えても、ごちゃごちゃになって収集がつかなくなってしまいます。

まずは、これから紹介していくステップに沿って考え方を広げてみましょう。

仕事が終わらない」という課題に沿ってロジカルシンキングをしていきましょう。

 

①洗い出す

ものごとを考えるとき、まずは詳細に洗い出していきましょう。

手書きで紙にたくさん書き出してみましょう。

思いつくままに全てを洗い出します。

 

仕事が終わらないを分解していくよ

  • 仕事が多い
  • 習熟度が足りていない
  • 必要な工具がない
  • 人出不足
  • 取り掛かりが遅い
  • 急務すぎる
  • 機械が壊れている
  • 作業場のレイアウトが悪い
  • 天気に左右される
  • 繁忙期
  • お客様の対応待ち
  • 連携が取れていない
  • 予定がコロコロ変更になる
  • 会議が多い
  • 会議が長い

 

②ジャンルに分ける

洗い出したキーワードやアイデアを大きなくくりで分けていきます。

抽象化がポイント

洗い出した要素をジャンル分けして大きな枠に分けていきます。
似た要素をまとめて名前を付けてくくってみよう。

 

テーマ:仕事が終わらない

職務分掌 機械設備装置 教育 環境 計画 外因
  • 仕事が多い
  • 人手不足
  • 連携不足
  • 工具がない
  • 機械の老朽化
  • 習熟度不足
  • 取り掛かりが遅い
  • 会議が長い
    (会議準備不足)
  • 作業レイアウト不足
  • 急務すぎる
  • 繁忙期
  • 予定変更多い
  • 会議が多い
  • 天候に左右される
  • お客様待ち
プラ太郎
ジャンルに分けるとすっきりするね。テーマに対してたくさんの要素があがったけれど、抽象化することで全体像が見えてきたね。関連性を意識するとより効果的だよ。

 

③深掘りしていく

次は、ジャンルごとに「他にないか」を見つけていきます。

深掘りのポイントは、視点を変えることです。

ジャンルごとにさらに細かく分解していくことで、テーマを深く掘り下げていきます。

職務分掌 機械設備装置 教育 環境 計画 外因
  • 仕事が多い
  • 人手不足
  • 連携不足
  • 重複している
  • 仕事の負荷が偏っている
  • 工具がない
  • 機械の老朽化
  • 煩雑
  • 難しい操作がある
  • メンテナンスの知識がない
  • 習熟度不足
  • 取り掛かりが遅い
  • 会議が長い
    (会議準備不足)
  • 教育していない
  • フォローできていない
  • 作業レイアウト不足
  • 作業場が片付いていない
  • 必要な工具が元の位置に戻っていない
  • 同じものが点在している
  • 急務すぎる
  • 繁忙期
  • 予定変更多い
  • 会議が多い
  • 予定管理が煩雑
  • 見える化できていない
  • 他部署と連携が取れていない
  • 天候に左右される
  • お客様、取引先待ち
  • 感染症や病気の欠勤者のサポート
  • 失注や増産による変更対応
プラ太郎
仕事が終わらないというテーマに対して、様々な要因があることがわかるね。

 

④ロジカルシンキングのポイント

ロジカルシンキングのポイント

広く、いろんな角度で、全体を見ていこう。

  • 視野を広げる
    広い視野で物事を見てみましょう。
    「木を見て森を見ず」という言葉の表す通り、一部に執着することなく、考えうる全てを広く見渡してます。
  • 視点を増やす
    いろんな角度で物事を見てみましょう。
    正面、横、下、後ろと、見方によって物事の見え方はかわります。
  • 視座を高める
    視座とは、ものごとを見る高さです。
    座っている➡立っている➡山のてっぺんから
    どこから見るかによってその見え方な変わります。
プラ太郎
論理的に物事を見る理想イメージは、ドローンで飛び回って観察する様子です。

 

3.まとめ

ロジカルシンキングの入門編として、ものごとの捉え方を紹介しました。

1つのテーマを、広い視野、様々な視点、高い視座で捉えましょう。

  1. 全てを洗い出す
  2. ジャンルにまとめる
  3. ジャンルごとに深掘る

論理的に分解しかみ砕く思考力は仕事のどんな場面でも役に立ちます。

しっかりと考え、的確な意見を持つには、このロジカルシンキングが必要です。

 

練習して身に付くものです。ぜひ業務に活用してみてください。

 

 

 

 

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プラ太郎

プラ太郎

「射出成形業界を繋ぐ」プラファン運営者|特級技能士|若手に向けて射出成形スキルを熱血発信|俺たちの仕事 射出成形は超カッコいい|射出成形機をモチーフにしたプラモデルPLAIVE|

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