本記事は、「実技試験 制限時間打ち切り 失格したらすること!」と題しまして、語らせていただきます。
実技試験の受験者の半数以上が試験時間の打ち切り失格となります。
「あぁぁ~終わらなかったぁ。。。失格だぁぁ。。。」
落ち込んで腐るのでなく、、、原因を探ろう。来年の実技試験はどうすればいいか徹底的に対策をとろう。
制限時間打ち切り失格の経験を、活かすも殺すもあなた次第です。
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落ち込んでる暇はない!
制限時間打ち切り失格 当日 記憶が鮮明なうちに書き出すことが重要です。
当日晩酌をし、翌日になれば通常の仕事に戻ります。
すると日常の業務に追われ、技能検定の記憶は少しづつなくなってしまいます。
まして、来年受験する時になれば記憶はあいまいで確かこうだったかなぁ。。。あれ?違ったかな。。。
1年後には、記憶は全くなくなってます。
1.実測時間の確認と対策
(1)実測時間の確認
本「プラスチック ファン」の各記事で、口をすっぱく「時間管理の段取り」が重要ですよ。しっかり準備して下さいね。とお伝えしています。十分に「時間管理の段取り」をして臨んでも実際に行ってみると、まったく違ったはずです。
この実測時間の情報が、とっても大事なデータです。
試験の余韻残る帰り道に必ず思い出して書き出してください。シュミレーションしていた時間配分と実際にかかった時間を確認します。
(ⅰ)各工程ごとに比べてみましょう。
金型取り付け、パージ、X組成形、Y組成形、PEパージ、サンプル作成、金型取り外し、レポート作成
(ⅱ)X組成形、Y組成形の「1サイクル時間」「不良個数」も詳細に思い出して下さい。
・成形品の品質を追いすぎて1サイクル時間が長くなってしまってはいませんでしたか?
・不良品として捨ててしまった製品は多くなかったですか?
(2)実測時間の対策
まず、制限時間打ち切り失格なら不良品とわかっていても規定個数を作って時間内に終わらせることを重視しましょう。
確認で得られた情報を基に「差」を意識して、来年に向けてどうすれば時間短縮できるかを考えてみましょう。
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2.つまづいたポイントの確認と対策
(1)つまづいたポイントの確認
・つまづいたポイント
・思ったよりも時間を取られてしまったポイント
があることに気付かれたと思います。
箇条書きでOKです。思い出せる限り細かく書き出してください。
・PEからPSのパージ。
・PS、ABS、PC成形時にトラブッた。
・PEパージでPCが残ってしまった。など
(2)なぜ?つまづいたか。の確認
箇条書きで出たポイントが「なぜ」つまづいたのかをゆっくりと確認しましょう。
こちらは当日でなくてもOKです。箇条書きにてリストアップしていますので、1つづつ確認しましょう。
(例)
PEからPSパージ
なぜ・・・PEが抜ける前に加熱筒温度を高くし過ぎた。
なぜ・・・PEがもう抜けていると思った。
なぜ・・・PEがどの程度残るかシュミレーションしてなかった。などなど
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(3)つまづいたポイントの対策
つまづいたポイントの要因を1つづつ確認することで、対策を練りましょう。
「つまづいたポイント」は、なぜつまづいたか?がわかれば、来年の試験ではつまづきません。
1年後の試験はもう始まっています。
今年ダメだってことができるようになることで合格は「グっ」と近づきます。