本サイト「プラスチック・ファン」においでくださる方は、100%「技能検定 射出成形」受験を志している方です。
射出成形技能士の学科の試験科目の通り実際の業務は多岐にわたります。
工場勤めのサラリーマンまたは、経営者として資格にチャレンジしている方でも
生産計画~型換え~作業指導~出荷~選別~再納入調整~対策書などなど、、、
「多能工+管理業務」全般に携わっていかなくてはなりません。
資格試験に挑戦することは、新しい知識で「自分をカスタマイズ・アップデート」する感覚です。
そこで私が過去に取得した資格を職務経歴と一緒にまとめてみます!
射出成形技能士と並行しておすすめな資格を紹介していきます。
目次
特級技能士がおすすめする資格5選
まずは結論から
1.第2種電気工事士
2.フォークリフト運転免許
3.クレーン講習・玉掛け免許
4.第一種衛生管理者
5.Toeic L&R
それぞれ解説していきます。
1.第2種電気工事士
取得したのは射出成形にたずさわる前です。
話はずいぶんと遡りますが、学生時代にアルバイトとして電気工事をしておりました。
建築現場で証明器具やコンセントを取り付けたり、空港のゲートの改修工事などにたずさわりました。せっかくならと思い「電気工事士」の資格を取りました。
お役立ち度
★★★★★ 100/100点
関連性
電気の知識は、射出成形には「直結」です。
射出成形機と周辺機器(ローダー、取出機、コンベアなど)は、「電気信号」を入出して連動して稼働します。
- 成形機から信号をもらいホットランナーのバルブを開閉させる。
- 原料タンクの空杯信号から、パトランプを回す。
- 30Aのコンセントが足りない→コンセントを増設する。
- 金型スライドが戻ったことを確認するためのリミットスイッチ回路を作成。
成形機の誤動作などを防止するための安全回路や、成形機と周辺機器を連動させるための信号シーケンス回路など「電気」の知識は必須といって良いでしょう。
特に、シーケンス回路(リレーやタイマー)の知識は必ずあなたのことを助けてくれます。
次回、機を見て私が改善したシーケンス回路などを紹介できたらと思います。
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2.フォークリフト運転免許
初めて勤務した射出成形工場にて取得させて頂きました。
パレットにて資材や梱包済みの製品を運搬するのに、必須ですね。
お役立ち度
★★★★★ 100/100点
関連性
射出成形工場での資材や梱包済みの製品は、パレットを使用しフォークリフト運搬が一般的です。
カゴ台車での搬送等もありますが、基本的にはフォークリフトでしょう。
フォークリフトは2種類タイプがございますが、免許に区分はありません。
- 「カウンター」座って運転するタイプ
- 「リーチ」立って運転するタイプ
フォークリフトの教習はカウンタータイプが一般的です。
「リーチ」は狭い倉庫内で小回りが得意なフォークリフトです。
お客様によっては、客先にて製品納品時にフォークリフトを使用する作業者が免許を持っている者に限るとし、登録制の企業もございます。
昔はフォークリフトの無免許運転もあったでしょうが、今の時代では「安全」、「責任の所在」を明確にするということですね。
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3.クレーン講習・玉掛け免許
成形工場で型換えや金型の運搬に携わる業務には必要ですね。
お役立ち度
★★★★★ 100/100点
関連性
成形工場におけるクレーンは天井クレーンが一般的です。
色々な業務で使用します。
- 成形工場内の天井クレーンを使用して金型を運搬。
- 混合機(V材、粉砕材、マスターバッチ)の段取り替え。
- シリンダー交換。
- フレコンバッグの移動。
配属先によりますが、持っているとできる業務が増え、重宝されます。
玉掛け講習での、吊り方、ワイヤー安全点検などを受講すると重要性がわかりますね。
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4.第一種衛生管理者
安全衛生の資格です。
従業員が一定以上の企業に必要となります。
射出成形技能士試験の学科試験項目にも少し重複しております。
お役立ち度
★★★★☆ 80/100点
関連性
一定以上の規模の企業に定数の配置が義務付けられている「衛生管理者」の資格です。
管理内容は
- 定期健康診断
- 作業環境
- 安全パトロール
- 36協定
など、射出成形に特化した資格ではなく、工場全体を管理する間接的な資格となります。
前任者の退職の機会に資格取得をチャレンジしました。
取得難易度は、簡単~普通程度でしょう。
群馬県では、1回/年の開催でしたので、余裕を持って試験勉強を始め、計80時間ほどの勉強で習得できました。
誰かが持ってればいい資格ですが、工場全体の安全衛生について学べる良い機会だど思いますので、持っていて損のない資格です。
5.Toeic L&R
英語能力試験です。L&Rはリスニング&リーディングの略です。
試験内容は、リスニング100問(495点)、リーディング100問(495点)の合計990点満点です。
英語のスキルは、言うまでもありませんよね。日本人で英語が話せる人はどの分野でも重宝されます。
ISOの監査報告書や、外資系からの仕事などは、英語の書類ですよね。
日本は島国で日本語で用が足りるから、英語を話しません。
他の国の人から言わせると、「なぜ日本人は英語話せないの?」です。
苦手意識があって当たり前ではありますが、挑戦してみました。
令和元年5月に初受験しまして、540点の成績でした。
まぁ平均的。
理解度で言うとまだまだというレベルです。
現在も継続して勉強中です。
英語をはじめ語学の習得は、
「聞く→話す→読む→書く」の順と言われています。
まずは英語を【聞いて話す】環境つくりが効果的です。
今も継続して受講しているのが、
「ネイティブキャンプ」というサービスです。
スマホ1台で、いつでも英会話レッスンが無制限に受講できます。
家にいて英語環境をGetできるのは、素晴らしい。
ダラダラとテレビを見て時間を無駄に浪費するなら、英会話を習得しちゃいましょう。
英語がわかれば、世界の人々とコミュニケーションをとることができます。
逆に、日本人くらいです。
母国語しか話せないのは。。。
初めの1週間は無料です。
射出成形技能士資格との相性は抜群です。