1級 第7分類 「製図」 試験科目及びその範囲
1科目のみになります。
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日本工業規格に定める図示法及び材料記号
<細目>
1.部品図により部品の立体的形状の推測について一般的な知識を有すること。
2.次に掲げる日本工業規格に定める図示法について概略の知識を有すること。
(1)製図通則
(2)機械製図
(3)電気用図記号
(4)油圧表示記号
3.日本工業規格に定める材料記号について概略の知識を有すること。
例1)
日本工業規格(JIS)において、幾何公差の特性とその記号の組合せとして、誤っているものはどれか。
↑「ロ」
「平面度」の記号は、平行四辺形の形です。
例2)
日本工業規格(JIS)の製図における寸法記入方法で、角度を示すものとして、正しいものはどれか。
↑「ニ」
パッと見では違いがわかりませんが、示したい角度を延長して弧の矢印で示します。
例3)
日本工業規格(JIS)のはめあい方式において、穴寸法及び軸寸法が下記の場合、最大しめしろとして、正しいものはどれか。
穴寸法
軸寸法
イ 0.001
ロ 0.017
ハ 0.026
ニ 0.042
↑「ニ」
はめあいとは「軸と穴の組み合わせ」です。
軸と穴のはめあい度合いを示したものを はめ合い公差と呼びます。
軸と穴の関係には「しめしろ」と「すきま」という言葉が出てきます。
しめしろ: 軸>穴 のとき、両方の直径の差をしめしろと呼びます。
すきま : 軸<穴 のとき、両方の直径の差をすきまと呼びます。
最大しめしろは、穴の最小と軸の最大の差ですので、
穴50.0、軸50.042の差「0.042」となります。
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