企業SNSの運用において、自社サービスへの導線作りは重要な目標です。SNSならではの情報発信を心得ることで、見込み客へのリーチが増えたり、意外なところに自社の需要があることに気付きます。
そのためには、注目を集め、関心を引くための話題作りが不可欠です。以下は、話題作りのための3つの企画を紹介します。
目次
1.話題作りの企画
企業SNSの目的は、自社サービスへの導線作りです。話題作りの企画は、注目を集め、関心を引くために重要です。以下は、話題作りの企画の一例です。
①フォロワー参加型キャンペーン
フォロワーさんからの参加や投稿を募り、その中から特定のテーマやアイデアに基づいて、企業が選んだ投稿をSNS上で紹介するキャンペーンを開催します。これにより、フォロワーとの関わりを深め、自社サービスへの興味を高めることができます。
#(ハッシュタグ)を付けて投稿してもらうことで、自社の商品をプレゼントする企画
例えばこんな企画はどうですか?
【切削加工工具メーカーさんのキリコグランプリ】
毎回判定基準を変えて、BEST OF ○○○とみんなで楽しめる
②トレンドに即したコンテンツ
トレンドや注目の話題に関連するコンテンツを定期的に配信します。
例えば、その時代のブーム(ハンドスピナーや人気のアニメなど)を取り入れたショート動画を作成し、SNS上で共有します。
話題作りですので、おすすめに表示されれば、ものづくり業界だけでなく広く閲覧されます。
これにより、業界内での知名度を高め、自社サービスへの関心を喚起します。
2.プロの観点で実験検証をする企画
自社サービスへの導線作りには、信頼性と専門性が重要です。プロの観点で実験検証をする企画は、信頼性を高め、自社サービスへの信頼を構築するための手法です。以下は、プロの観点で実験検証をする企画の一例です。
①テストや実験の結果を共有
射出成形工場が新しい技術や装置を導入した場合、その効果や利点についてのテストや実験結果をSNS上で共有します。これにより、自社サービスへの信頼度を高め、顧客に対して価値のある情報を提供することができます。
「やってみた動画」は見入ってしまうもの!
例)
・5軸マシニングを導入して、プロペラを切削してみた。
・パージ材 VS カーボンブラック樹脂 どこまで色抜きできるか試してみた! など
②企業間コラボレーション
射出成形工場が別業界の専門家や研究機関とコラボレーションし、特定のテーマや課題についての実験や研究結果を共有します。専門家の視点から得られた貴重な情報や知見をSNS上で発信することで、自社サービスの信頼性と専門性をアピールすることができます。
例)
・射出成形工場×サステナブルな樹脂➡新しいプロダクツの開発
・プラスチック成形工場×マグネシウム成形工場➡お互いの工場見学企画
3.オフ会の開催、フォロワーとのコミュニケーション
自社サービスへの導線作りには、顧客とのコミュニケーションを活性化させることも重要です。
オフ会の開催やフォロワーとのコミュニケーション企画は、顧客との関係構築やロイヤルティの向上に役立ちます。以下は、オフ会の開催やフォロワーとのコミュニケーション企画の一例です。
①オフ会やイベントの開催
射出成形工場が顧客との直接的な交流の場を提供するために、オフ会やイベントを開催します。顧客が工場を訪れ、製品やサービスのデモンストレーションを体験することで、自社サービスへの興味や信頼を高めることができます。
②フォロワーとの対話やフィードバックへの迅速な対応
SNS上でのフォロワーとの対話やフィードバックに迅速かつ丁寧に対応します。
顧客の質問やコメントに対して迅速に回答し、フォロワーとのコミュニケーションを活発化させることで、顧客との関係構築を図ることができます。
我々はスマホを一日中チェックする生活を過ごしています。ネット上の間柄ですが、リアル以上に接触回数は多いです。
公式ウェブサイトに直接問い合わせるのはハードルが高いものです。SNSを利用することで、少しカジュアルに関係構築できるメリットがあります。
以上が企業SNSの運用(自社サービスへの導線作り)のための3つの企画の概要です。これらの企画を通じて、話題作りや実験検証、フォロワーとのコミュニケーションを活性化させることで、自社サービスへの導線を効果的に作り上げることができます。