プラスチックファン › フォーラム › 成形不良の悩み › 溶融時のガス発生量の違い › 返信先: 溶融時のガス発生量の違い
お世話になります。
Watanabeです。
新材と粉砕材の温度、滞留時間が同じければ、ガス発生量は同じだと思いますが、
可能性と致しまして、推測させて頂きます。
熱履歴は粉砕材が多いので、分子量が低くなります。
分子量が低いと粘度が下がりますので、計量時に摩擦抵抗が少なくなり
圧縮熱が下がります。バレル設定温度が同じでも、実際の温度は粉砕材が低い
可能性がございますので、温度が高い新材のガス量が増える可能性がございます。
粉砕材の再生回数にもよるかと存じますが、あくまでも理論上です。
相違がありましたら、申し訳ございません。
科学的に調査するのであれば、熱重量分析(TGA )で同じ熱履歴での
薪材と粉砕材のガス量を比較出来るかと存じます。
バレル内の樹脂温度測定は出来ないと思います。
ポリプラスチックスサイトには射出成形時のガス発生メカニズムを解明する新評価法
ガス量とは異なりますが、ガスについて興味深い内容がございます。
以上、宜しくお願い致します。