高圧型締について

  • このトピックには15件の返信、5人の参加者があり、最後にkadenkadenにより1年前に更新されました。
  • 作成者
    トピック
  • kadenkaden
    参加者
    #6131
    1

    はじめまして
    kaden(かでん)です。
    今年度の射出成形技能士3級に合格しました。( ╹▽╹ )
    3級レベルなので、知識、技術はお察しレベルです。
    さて、本題ですが、

    今回の試験を受ける際に、試験官の方から段取り後に高圧型締(ロックアップ)を行う様に
    また、動作確認時も全て高圧型締で動かす様に指示されました。

    勤めている会社では高圧型締を行うと金型の破損の原因になるため、
    締める時には高圧型締を行わない様に教えられておりました。。。

    そのため、通常の業務でも基本的に使う事無くいました。

    質問としては、
    ①高圧型締を行う必要性はあるのか
    ②高圧型締を行う事で金型破損するケースはあるのか、経験した内容等
    ③通常作業時に行う上での注意点等

    この様な事をお聞かせ願えればと思います。

    未熟者なためとても浅い質問になりますが、
    よろしくお願いいたします。

    追記
    >試験官の方から段取り後に高圧型締(ロックアップ)を行う様に
    >また、動作確認時も全て高圧型締で動かす様に指示されました。

    ↑恐らくですが、こういう意味だと思います。

    ①型厚調整や、型締調整が完了
    ②成形前に金型の動作確認をする
    ⇒手動モードにて、型開閉、型締、EJの動作を確認することではないでしょうか?

15件の返信を表示中 - 1 - 15件目 (全15件中)
  • 投稿者
    返信
  • kadenkaden
    参加者
    #6271
    1

    ニゴさん
    返信ありがとうございます。

    なるほど
    成形機の状況によっても手順変えた方が安定することがあるのですね
    説明も一つ一つ丁寧に行って頂けるのはとても有難いです。
    そういった知識は現場で吸収しようとすると偏りがある事も多いので参考になります。
    特に私の場合なんとなく分かれば理由を推測してこういう事だろう。と、動く事もあるので

    >【理由】金型の平行度が正確でないままクランプすると, 成形機および金型に無理な力を生じ、ガイドピン等の摩擦や損傷の原因となるため
    こういう説明は有難いですね。
    平行度を出すのは自動での掴み位置が変わる事等の理由かと考えていましたし、
    この説明があるとガイドピン等にも視野が広がるので色んな視点から不良原因を探る事が出来ますね。

    3級の試験説明の時にも色々聞いていたのですが、他の事や試験対策に目が行ってたので、
    試験をする際に指摘されて初めて気付かされた事で聞く機会を逃していたのですよね。
    なので今回このコミュニティに聞けて良かったです。。◕‿◕。

    G.Nテック ニゴG.Nテック ニゴ
    参加者
    #6270
    9

    kadenさん
    G.Nテック ニゴです。
    既に問題は解決したかと感じていますが、私の経験が少しでも参考になればと参加します。(クレーンで金型を吊って成形機に金型取付の条件)

    【プラ太郎さんの最初のご指摘】

    1)試験官の指摘
    A: 金型吊り込み⇨高圧型締⇨クランプ
    2)kadenさんのやりかた
    B:金型吊り込み⇨高圧型締せず低圧で閉じておく⇨クランプ⇨高圧型締

    私は、成形機メーカーによってA:とB:を使い分けていました。

    A:の場合⇒S.T成形機において、金型が大きく金型の重み(最大型厚近く)や、先開きスプリングが強すぎたりして、低圧では、金型の平行度が(水平器で確認)出ない時

    【理由】金型の平行度が正確でないままクランプすると, 成形機および金型に無理な力を生じ、ガイドピン等の摩擦や損傷の原因となるため

    B:の場合⇒N成形機では、金型の平行度に問題が発生しない(準備モードで金型厚を先に入力)

    【高圧型締の表現について】
    皆さんと同じです。

     射出成形機の金型開閉をガイドする支柱「タイバー」が、トグルリンクが所定の位置まで伸びたロックアップ状態「高圧型締」で設定型締力を得るようにしていますよね。

    ①【準備モード】(型替えモード又はオールスロー)
     低速で成形機が動作するモード。型開閉位置や突出しストローク位置設定は有効で、金型交換などの段替え時に使用。
     アンギュラピンが抜ける時や入る時の位置、低圧型締位置等を仮に設定します。

    ②【手動モード】
     入力した設定通りに成形機が動作します。人がスイッチを操作して成形機を動かすモードで半自動、全自動共に同じ速度、位置

     射出ユニット側のパージ前に、金型開閉動作や金型押上板戻りのLS配線等、型締ユニット側を完了させます。金型を安全に効率良く作動させ、サイクル短縮を図ります。
    (金型摺動部の鋼材選定やメンテナンスも重要)

     最後に、2級技能検定挑戦の時、事前に試験会場での説明会があるはずですので、不明点や不安なことは積極的に、質問しておきましょう。

    もちろん、この「コミュニティ」でもOKです。

    kadenkaden
    参加者
    #6202
    1

    しんさん
    プラ太郎さん

    >注意点としては、チョコ停時、型締したままですと「型締放置」となり、
    警報がなります。(トグル式の場合)
    トグル式はアームが伸びきったところが、高圧型締になります。
    アームが伸びた状態で放置すると、トグルが後退しない可能性がありますので、
    チョコ停時は「低圧モード」で金型を閉めます(型締は入れない)
    >手動モードの型開閉スピードは、全自動運転の速度と同じです。
    全自動運転と同じ速度で動作確認をすることで、トラブルを前もって予防できます。

    ここの情報がとても有り難い!
    なんとなくで操作していて、だから手動モード操作に恐怖感を覚えていました。
    こういった根拠がわかると今後の操作も必要以上に注意する必要がないので有り難いですヾ(・ω・*)ノ

    そしてお二方のお話されている余談も有り難いです。
    こういった話があるとイメージも湧きやすいので身に付きやすくて好きです。

    一から十まで教えて頂いてありがとうございます。(◡ ω ◡)

    プラ太郎プラ太郎
    キーマスター
    #6188
    38

    kadenさん

    しんさんの補足です。

    金型取付

    型準備モードで、低速開閉

    手動モードで、開閉

    手動モードの型開閉スピードは、全自動運転の速度と同じです。
    全自動運転と同じ速度で動作確認をすることで、トラブルを前もって予防できます。

    万が一、間違った条件を呼び出しても、確認しておけば気づけます。
    また、高速開閉の振動によるホース抜けや、挟み込み、こすれなどがわかります。

    余談ですが、
    油圧の大型成形機は、

    型取付

    準備モードで数回開閉確認

    手動モードで、型開閉速度を20%に落として徐々に上げていきます。

    いきなりフルスピードで開閉すると、フルパワーでバチーンって型閉して突撃したり、
    可動プラテン下のレールが、めくれたりします。

    いきなり手動で動かすのは怖いですね🤣

    SHINSHIN
    参加者
    #6183
    11

    kadenさん

    ご質問の回答です。
    ①基本的には手動で閉めてから成形するという認識で良いでしょうか?

    A.実際にモニターに入力した各動作を、手動モードで「必ず確認」します。
    ・手動モードにて、型開閉に問題はないか?
    ・手動モードにて、エジェクターの前進、後退に問題はないか?
    ・手動モードにて、型締時に問題はないか?
    各動きに問題(カジリ、水漏れ等)が無ければ、ショートショットより生産という流れです。

    ②また、毎日行うべきか段取り後1度やっておけば問題ないという認識でしょうか?

    A.一般的には金型取り行け後、1回確認すれば大丈夫だと思います。
    例えば、金型温度を変更した時は、金型の膨張を鑑みて再度、型締を行い、
    手動モードにて、型締時に問題はないか?
    確認すると良いと思います。

    注意点としては、チョコ停時、型締したままですと「型締放置」となり、
    警報がなります。(トグル式の場合)
    トグル式はアームが伸びきったところが、高圧型締になります。
    アームが伸びた状態で放置すると、トグルが後退しない可能性がありますので、
    チョコ停時は「低圧モード」で金型を閉めます(型締は入れない)

    余談ですが・・・
    今では懐かしいですが、昔のトグル式成形機の型締の作業方法は、
    可動側のプラテンを、ハンドル操作にてマイナス方向に調整していました。
    今の成形機は型締力を入力すれば、自動ですね。

    kadenkaden
    参加者
    #6181
    1

    プラ太郎さん
    混乱させてすみません。

    質問を改めますが、
    ①その手動で動作確認に対して手動閉めは必要な作業ですか?
    必要ならば理由は?
    ②手動閉めを行う、あるいは閉め状態が長時間の場合金型が壊れる事がありますか?

    プラ太郎プラ太郎
    キーマスター
    #6176
    38

    kaden
    高圧は手動モードのことですね🧑‍🔧

    型取り付け後、金型準備モードでゆっくり開閉してます。
    その後、手動で動作確認しますね✨

    kadenkaden
    参加者
    #6174
    1

    しんさん
    返信ありがとうございます。

    その通りです。
    この場をお借りして、
    返信してくださった皆様混乱させてしまってすみません。

    >①高圧型締を行う必要性はあるのか
    高圧型締は、成形前に必ず行います。
    特に金型が温調機にて高温の場合は、膨張して型締が入らないことがあります。
    →恐らくうちの会社(というより先輩?)高圧(手動モードで閉め)はかけていない様子で、いつも動作確認後、普通に自動起動させていますね。
    故にトンチンカンな質問になっていました。。。

    重ねて質問になるのですが、
    基本的には手動で閉めてから成形するという認識で良いでしょうか?
    また、毎日行うべきか段取り後1度やっておけば問題ないという認識でしょうか?

    SHINSHIN
    参加者
    #6162
    11

    kadenさん

    しんと申します。

    以前、検定補佐員をしておりましたので、ご参考になればと。

    先ずは3級合格おめでとうございます!

    大きな前進ですね。

    次はその勢いで、コミュニティーでドンドン質問して、2級ににチャレンジですね。

    本題ですが、高圧型締についてですね。

    >試験官の方から段取り後に高圧型締(ロックアップ)を行う様に
    >また、動作確認時も全て高圧型締で動かす様に指示されました。

    ↑恐らくですが、こういう意味だと思います。

    ①型厚調整や、型締調整が完了
    ②成形前に金型の動作確認をする
    ⇒手動モードにて、型開閉、型締、EJの動作を確認することではないでしょうか?

    >①高圧型締を行う必要性はあるのか
    高圧型締は、成形前に必ず行います。
    特に金型が温調機にて高温の場合は、膨張して型締が入らないことがあります。

    >②高圧型締を行う事で金型破損するケースはあるのか、経験した内容等
    基本的にはありませんが、金型が完全に閉まる手前で、金型保護を設定して位置や圧力で回避します。

    >③通常作業時に行う上での注意点等
    金型をクランプして、型厚調整します。
    金型温度が高い場合は、温度が安定してから型締を入れます。
    金型保護は、アンギュラピンや、スライド、ガイドピン等を考慮した上で
    位置や速度を設定すると良いかと思います。

    回答になっていなかったらすみません。

    kadenkaden
    参加者
    #6154
    1

    プラ太郎さん

    ファナックです。

    高圧では無いですか?
    だとしたら準備モードか手動モードで動かすの方が分かりやすいですかね

    プラ太郎プラ太郎
    キーマスター
    #6153
    38

    kadenさん
    高圧型締は、金型がピタッと閉まってから昇圧されることを呼びます。

    kadenさんの高圧型締を使ってないという表現が違和感がありますね。

    どちらの成形機メーカーをお使いですか?✨

    kadenkaden
    参加者
    #6152
    1

    プラ太郎さん
    返信ありがとうございます。

    作業自体は
    吊り込み→型圧調整→クランプ→(高圧型締)→動作確認(高圧)
    段取り後はそのまま条件呼び出してお終い。

    この間で私の場合、高圧型締は使用していません。
    というより高圧型締=金型破損のイメージがついて、特に型を閉じる際には使用するのが怖いです。。

    プラ太郎プラ太郎
    キーマスター
    #6151
    38

    kadenさん
    コミュニティ活用ありがとうございます✨

    内容を読み解くと、下記の感じですか?

    試験官の指摘
    金型吊り込み⇨高圧型締⇨クランプ

    kadenさんのやりかた
    金型吊り込み⇨高圧型締せず低圧で閉じておく⇨クランプ⇨高圧型締

    マルさん
    量産の型開閉は、ロスですよね✨
    できる限り最短を目指しますね👍
    型開閉を攻めすぎると、金型かじったり、取り出し機が間に合わなくなったりしますね🧑‍🔧

    kadenkaden
    参加者
    #6149
    1

    マルさん
    返信ありがとうございます!

    開閉の速さというより
    段取り手動操作時の金型開閉と言ったら分かりやすいでしょうか?
    機械によって違うとは思いますが、
    金型保護で操作するのか手動で操作すべきかどちらが適切なのかですね

    とはいえ、マルさんの返信を見ていると
    ②の事を考えたら成形中は高圧かかっているのだから高圧型締だと金型が壊れるってのも変なのかも知れませんね

    マルマル
    参加者
    #6137
    9

    Kadenさん

    はじめまして、マルと申します。
    どうぞ宜しくお願い致します。

    私は成形の実務から離れてから結構な時間が経ってますので、
    曖昧な記憶からですが、私の見解をお伝えします。
    高圧型締というのは、型開閉の速さのことでしょうか?
    低圧/高圧みたいな感じ?
    スピードであることを前提で下記に記載します。

    ①サイクルアップのため
     利益/生産性のためには、0.1秒でも早い方が良い。

    ②基本的にない(超高速なのは別だと思いますが)
     型開閉を速くして破損するとしたら、金型の造りが悪いか、
     よほどデリケート構造(食い切り部のテーパーがほぼ0とか)だと思います。
     品質を確保した上で、サイクルをできるだけ短くするのが良いかと思います。

    ③私が成形をやっていた時は、
     1 型交換後の最初の型開きは、低速でゆっくり開く。
     2 PL面を拭いて、グリスアップしたあとに低速でゆっくり閉める。
     3 高速に切り替えて開閉を数回確認する
     という感じでやってました。

    以上、トンチンカンな回答だったらすみません。
    参考になれば幸いです。

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