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yuukiにより3ヶ月前に更新されました。
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御三方、ご回答ありがとう御座いました。
白化対策だけでも、これだけ覚えなくてはいけないって。
ものすごい大変だなって実感いたします。お忙しい中、アドバイスありがとうございます。
まだまだ、他の事もわからない事だらけですので、素人みたいな質問等お許し願います。
yuuki様
お世話になります。原因は色々と想定されます。
(1)成形品の収縮
(2)成形品の肉厚
(3)形品の内径
(4)成形材料のすべりやすさ
(5)キャビティ、コアの表面あらさ
(6)キャビティ、コアの抜き勾配
(7)型開き時の成形品の表面温度
(8)突き出し速度
(9)突き出しピンの本数と配置
(10)成形品のコーナー形状
(11)成形品とキャビティ、コアの間の真空状態
(12)ガラス繊維などの配向
(13)冷却不足 などなど★(11)だと磨けば磨くほど金型に張り付いて取れなくなってしまうんですよね。ミガキすぎると逆に真空状態ができ、抜けなくなるので通常の離型不良対策の逆もあるので要注意です。
参考になれば幸いです。Watanabe
こんにちは、yuukiさん。
iO MOLD TECHNOLOGY 岡野と申します。白化は発生すると、大変で面倒ですよね。
本来は離形時に白化が出ない様に、
・事前に生技性検討生産設計(製品DR)をして製品形状の作り込みをきちんと行う、
・また金型設計時には金型の設計性や加工性、組立性、成形での生産性や離形性等考慮して、型設計をしなければなりませんね。白化が出る要因としては、根本的に製品の離形抵抗が大きい為です。
成形では、多々要因はありますが、主要因としては、
・1次圧、2次圧が高過ぎて、オーバーパック状態になっている、
・また冷却時間が短過ぎて、製品が完全に固化する前に柔らかい状態で突き出している等々です。1次圧が極端に高くなく適正であり、2次圧(保圧)を無しの状態で突き出した時に、もし白化する様であれば、
・それは製品形状でのリブ等の離形抵抗が大きい箇所があるとか、
・型のエジェクタバランスレイアウトが良くないと言った要因が考えられます。これら離形抵抗が大きい箇所を確認する為には、離形剤を順番に疑い深い箇所へ塗布して、各shotで離形確認をして行けば、最終的には不具合箇所が特定出来るかと思います。
その後、
・その離形抵抗が大きい部位周辺にエジェクタピンを追加して行くとか、
・例えばリブ等であればバリが出て抵抗になっていないか?、リブの抜勾配を可能ならばUPするとか、
・またはリブやその他形状部などで抜き方向面に放電痕や機械加工目が残っており、ミガキ程度が悪い場合はミガキを更にUPさせる等々、
対処して行けば離形抵抗は軽減する方向に進んでいくかと思います。
・また軽度の白化であれば、製品形状的に問題なければ、エジェクタピン先端をコンマ台で少し削り、製品エジェクタピン部にΦ凸形状となるようにしてあげれば、白化が軽減また解消される事があります。しかしながら、
・製品形状的には既に形状が構造設計側で決められてしまい、その形状にて周辺のASSYされる部品も形状が決められてしまっている。
・型に関しても既に型設計が終わり型加工・製作・組立が終わってるので、冷却穴配管やボルト位置、その他穴位置、エジェクタピン位置がレイアウトされてしまっている。従って、これらFIXされた因子の制約を回避した状態でその後の製品形状変更や型設計変更をして行かなければならない為、完全には思い通りの対策が打てない事もあり得ます。
なので、冒頭に記述させて頂いた様に、製品や金型の、設計や加工、組立、成形、量産等を見越した事前の検討対応が本来は必要なのだと、下名は思います。的を得た回答では無いかもしれませんが、参考にして頂ければ幸いです。
以上、よろしくお願い致します。
yuukiさん
ニゴです。
基本は、プラ太郎さんと同じですが、もう少し追加します。【ご質問】
①白化の原因って条件で良化になる方法と、金型で良化になる方法ってあるのでしょうか?
②E.Jピン跡で白化が発生したため、突き出し速度を遅くしたのですがー
金型ではどのようにすれば白化は良化傾向になるのでしょうか【回答】
基本的な考え方は、成形条件で対策すると「ヒケ」や「サイクル」の問題が出るため、今回の問題では、できるだけ成形品形状も含めて、金型の見直しを行う方がよいと思います。「考えられる原因」
成形品のEJ時、リブやボス部の磨きが悪いと、この部分が抜けるときに抵抗となって金型に残り気味となる。それをEJピンで無理やりに突き出そうとするので、EJピンの部分に大きな負荷がかかり、これがEJピン模様の跡(白化)となる。ご質問①⇒成形条件の場合
1)まず、成形品を突き出す前に突き出しピンの白化が出ていないか確認する。(別原因)
2)金型温度を下げ、冷却時間を長くする。
3)ヒケと白化を調整しながら、できるだけ保圧を低くする。
4)突き出し速度を、極端に遅くしてみる。(良い方向だったら、今回のみ抜ける瞬間だけ遅くし2段突き出し)
5)押上板が斜めに押されていないか確認する(成形機側突き出しピンのバランス、1本⇒3〜4本)
ご質問②⇒金型での対応
成形品が、簡単に同時に抜けるように、突き出しバランスを良くします。
1)金型のリブ部の形状やテーパなどの見直しが必要である場合、EJピン跡が発生する近くのリブやボスの1箇所づつに、離型剤を塗布したペーパーを順次つけて、効果があるリブやボスを抜ける方向に磨きます。
2)ある程度、良くなる方向性が分かったら、金型部門や金型メーカーに修理依頼をしますが、方向性が不明の場合は、リブやボスを挟む等、EJピンを追加し(水穴注意)、突き出しバランスがよくなるように検討します。
3)いづれにしましても、成形しながら、金型の修理内容を決定することが重要です。(金型部門や金型メーカーの立会いもあると、より良い)
ご回答ありがとう御座います。
次回成形時に、参考に致します。yuukiさん
成形条件の見極めは、保圧をかけないで充填した時に、エジェクター突き出してみます。
充填量が少ないのに、白化してしまう様だと、成形条件で調整するのは、なかなか難しいです。寸法厳しくない製品なら、冷却時間を短くして、柔らかいうちに突き出すと良化したり、反対に冷却時間伸ばして、しっかり固化したところでエジェクターするとうまくいくこともあります。
エジェクター突き出しする時に、どこが抵抗になってるかよく確認します。
深いリブやバリがさして、抵抗になってることあります。
セラミック砥石で磨いて抜けが良くなることあります。白化の原因がわからないので、これが効きますと断言できませんが🤣
前回生産は問題なかったとしたら、変化点は何かから糸口を探っていくと良さそうですね。
参考までに✨ -
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