プラスチックファン › フォーラム › 射出成形総合 › 自働化・省人化のハードルは生産技術の不在では? › 返信先: 自働化・省人化のハードルは生産技術の不在では?
プラ太郎さん
ニゴです。
プラ太郎さんの
【製造、生産管理、開発、設備、金型など全体を広く見渡せる生産技術が、今後のプラ工場発展の鍵だと感じてる。強い生産技術がいる会社が、利益を残しやすいよね。】
全く、同感です。
品質管理も生産技術者は必須ですよね。
私からは、お世話になった会社での勉強会から「生産技術」「成形技術」の内容を抜粋しました。
① 生産技術は、コストダウンの要、常に改善に取り組んでいないと、ライバル会社に「あっと言う間に追い越されてしまう」そして「赤字に転落してしまう」
② 生産技術の全てはコストダウンが前提であり、成形でのトラブルの主な原因は、不適切な成形品の設計と、それの見直しもせず形状だけを忠実に金型に反映させた金型設計で ある。
③ 管理や手法が良くても、成形技術がなければ改善できない。 安易に工賃の安い場所を追いかけるのはコストダウンではなく 逃避か敗北となるリスクを覚悟しなければならない。
③ 成形技術とは、簡単にいうと現場が容易に成形できるようにすることであり、殆どが成形品の設計の改善と金型にフィードバックすることである。
最後に、生産技術時代の「自動化設備投資での教訓」
企画の段階で、費用対効果のため、設備投資金額を抑えることから、どうしても妥協した内容になりやすい。
しかし、それでも「90%以上、上手く行く(不透明なリスク10%)」という自信が無ければ、設備投資はやめた方が良い。
設備導入してから完成まで、予期しないことを解決出来るパワーが必要で、中途半端な結果となる。