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kadenさん
G.Nテック ニゴです。
既に問題は解決したかと感じていますが、私の経験が少しでも参考になればと参加します。(クレーンで金型を吊って成形機に金型取付の条件)
【プラ太郎さんの最初のご指摘】
1)試験官の指摘
A: 金型吊り込み⇨高圧型締⇨クランプ
2)kadenさんのやりかた
B:金型吊り込み⇨高圧型締せず低圧で閉じておく⇨クランプ⇨高圧型締
私は、成形機メーカーによってA:とB:を使い分けていました。
A:の場合⇒S.T成形機において、金型が大きく金型の重み(最大型厚近く)や、先開きスプリングが強すぎたりして、低圧では、金型の平行度が(水平器で確認)出ない時
【理由】金型の平行度が正確でないままクランプすると, 成形機および金型に無理な力を生じ、ガイドピン等の摩擦や損傷の原因となるため
B:の場合⇒N成形機では、金型の平行度に問題が発生しない(準備モードで金型厚を先に入力)
【高圧型締の表現について】
皆さんと同じです。
射出成形機の金型開閉をガイドする支柱「タイバー」が、トグルリンクが所定の位置まで伸びたロックアップ状態「高圧型締」で設定型締力を得るようにしていますよね。
①【準備モード】(型替えモード又はオールスロー)
低速で成形機が動作するモード。型開閉位置や突出しストローク位置設定は有効で、金型交換などの段替え時に使用。
アンギュラピンが抜ける時や入る時の位置、低圧型締位置等を仮に設定します。
②【手動モード】
入力した設定通りに成形機が動作します。人がスイッチを操作して成形機を動かすモードで半自動、全自動共に同じ速度、位置
射出ユニット側のパージ前に、金型開閉動作や金型押上板戻りのLS配線等、型締ユニット側を完了させます。金型を安全に効率良く作動させ、サイクル短縮を図ります。
(金型摺動部の鋼材選定やメンテナンスも重要)
最後に、2級技能検定挑戦の時、事前に試験会場での説明会があるはずですので、不明点や不安なことは積極的に、質問しておきましょう。
もちろん、この「コミュニティ」でもOKです。