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kadenさん
ご質問の回答です。
①基本的には手動で閉めてから成形するという認識で良いでしょうか?
A.実際にモニターに入力した各動作を、手動モードで「必ず確認」します。
・手動モードにて、型開閉に問題はないか?
・手動モードにて、エジェクターの前進、後退に問題はないか?
・手動モードにて、型締時に問題はないか?
各動きに問題(カジリ、水漏れ等)が無ければ、ショートショットより生産という流れです。
②また、毎日行うべきか段取り後1度やっておけば問題ないという認識でしょうか?
A.一般的には金型取り行け後、1回確認すれば大丈夫だと思います。
例えば、金型温度を変更した時は、金型の膨張を鑑みて再度、型締を行い、
手動モードにて、型締時に問題はないか?
確認すると良いと思います。
注意点としては、チョコ停時、型締したままですと「型締放置」となり、
警報がなります。(トグル式の場合)
トグル式はアームが伸びきったところが、高圧型締になります。
アームが伸びた状態で放置すると、トグルが後退しない可能性がありますので、
チョコ停時は「低圧モード」で金型を閉めます(型締は入れない)
余談ですが・・・
今では懐かしいですが、昔のトグル式成形機の型締の作業方法は、
可動側のプラテンを、ハンドル操作にてマイナス方向に調整していました。
今の成形機は型締力を入力すれば、自動ですね。