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こんにちは、Sota.Dさん もろほしと申します。
ジェッティングはゲートから出た樹脂が筒状にうねりながら金型の中に入っていきながらスキン層を構成して金型表面についた際に後から流れたきた樹脂と融合せず残った跡、フローマークはゲートから樹脂が金型内に入る際に流動圧の不均一により寸動射出のような状態による跡となると思います。
射出速度だけの関係でいけばジェッティングは遅くフローマークは速くなのでバランスをとるのは難しいと思います。共通的な項目では金型温度を上げる、ゲート径を広げる、干渉物(リブとかボスなど)の近くにゲートを持ってくるなどでしょうか。

前出の方々と被ってしまいますが、最初の金型設計の際の影響が後を引く不良になりますので成形条件だけでの対応は量産安定の観点からは大変なような気がします。

余談ですがこの手の問題を解決する方法でヒート&クール成形とか超高速射出成形(2000mm/sec)なんてのもありますが、金型、成形機込みの専用化になりますのであまり一般的ではないです。
前者はPSPの本体、後者はSDカードの本体に使用されてましたよ。

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前職にてプラスチック成形加工会社に30年ほど勤務、射出成形・真空成形・試作加工・金型製造・タイでの新規工場の立上げを経験。現在は前職での設備導入・改造・保全などの経験を活かし自動化設備一般の仕事を個人事業者として行っておりロボットの立上げ作業については海外SVもこなしています。 射出成形ついては付合いのあった会社様に技術供与などしています。

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