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こんにちは、sota.Dさん。
iO MOLD TECHNOLOGY 岡野と申します。
上記の成形不良対応、よくありますよね。
ジェッテイングが発生する要因としては、
・樹脂温度が低過ぎる
・射出速度が速過ぎる、または遅過ぎる
・ノズルの冷え過ぎ
・金型温度が低過ぎる
・製品肉厚がランナー&ゲートサイズに比べて相対的に厚過ぎる
・根本的な大きな要因として、ゲートが小さ過ぎる、または位置が悪い
従って、上記にて成形条件で対応出来る部分は条件設定変更にて対応すれば良いと思うのですが、
それでも改善されないならば、やはりゲートサイズ変更や位置変更が必要だと思います。
ゲート位置は今更の変更は難しいかと思いますので、現実的にはゲートサイズ変更でしょうか。
ゲートは基本的に板状の形状にしない方がいいかと思います。
ランナーからゲート、製品へと樹脂が流れて行く際、板状のゲートだとランナーからの流れが
スムーズでなく跳ね上がり渦を巻いた状態になる為、ゲート口でやはり模様が出易くなります。
意匠品では絶対にやらないNGのゲートです。
ゲートサイズをUPさせるに当たり、厚み方向、幅方向ともテーパー状に斜面になるようにし、
ランナーへと滑らかに繋がるようにした方が良いかと思います。
ジェッティングが解消されれば、フローマークは射出速度、樹脂温度、型温度等にて微調整すれば
ほぼほぼコントロール可能かと思います。
的を得た回答では無いかも知れませんが、参考にして頂ければ幸いです。
以上、よろしくお願い致します。