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しんさん
G.Nテック ニゴです。
ご質問
【VP切替位置から保圧に入るのですが、スクリュー位置がVP切替位置より後退しながら保持?
スクリューが後退したとしても、射出保圧時間がアップするまでは保圧として成立しているのか?】
的違いかも知れません。
保圧工程の1段目が射出工程の実際圧力の80%位ならば、スクリューは後退しないと思います。
逆にゲートシールするためには、スクリュー3点セットの逆止弁からの逆流や溶融樹脂の圧縮性があるので、速度が低下しながら前進し、いずれ重量変化がない時点で停止するような、保圧設定になるかと思います。
この現象は、「射出完了後サックバック」を低速で〇〇mm下げる設定およびスクリュー回転開始遅延を使用しているのではないでしょうか。
ダイレクトゲートでスプールの根元(製品側)を切断すると、内部巣が入る場合に「射出完了後サックバック」を使うことがあります。