プラスチックファン › フォーラム › 成形不良の悩み › 製品のヤケ·練り込み異物 › 返信先: 製品のヤケ·練り込み異物
N.Yさん
<p style=”text-align: left;”> 過去、一般スクリューにおいて量産中にLDPEのナチュラルで茶色の異物が発生し、ビックリしたことを覚えています。その時は、成形機メーカーを変更して上手く(バラシなし)行きました。</p>
<p style=”text-align: left;”>スクリューの形状は、それぞれの成形機メー カで異なっているので、例えば、違う成形機メーカーで成形できて、異物発生の差が顕著である場合には、スクリュー3点セット形状やスクリュー表面処理の違いを調査することも有りと思います。</p>
私でしたら、バラシた時に、
スクリューに自己洗浄作用が働かない場所つまり材料が滞留して異物発生している箇所の確認をします。
①スクリューヘッド3点セットのカラー付き逆止弁の回り止め部分と局部加熱が発生する部分がないか
②スクリュー圧縮ゾーンのフライト部に焦げ状のものが蓄積していないか
【対策】
プラ太郎さんと同じ意見、3点セットの予備とスクリューヘッドのチタンコーティングです。但し、チタンコーティングは紙ヤスリだと直ぐ取れますので注意して下さい。
さらに、スクリュー清掃はロスなのでしたくないならば「PVC用スクリューヘッド(ユニメルト」にする方法もあります。
現在のPVCスクリューヘッドでLDPE,HDPE,PP,PA,PC,ABS等何でも成形しています。
デメリットは、射出効率がカラー付き約98%⇒約92%になることでクッション量を6~10%増やす必要があります。
チタンコーティングとスクリューヘッドは、成形機メーカーの技術屋さんから聞いたスクリューメーカー(添付)に相談する方法もあります。
費用対効果が問題になるかと思いますが、今回の改善が御社社のノウハウになるといいですよね。