プラスチックファン › フォーラム › 成形不良の悩み › トランスファー成形におけるガス抜け不良について › 返信先: トランスファー成形におけるガス抜け不良について
こんにちは、taguさん。
iO MOLD TECHNOLOGY 岡野と申します
状況内容を見させて頂きました。
前成形会社での成形では具体的にどの程度の状態かわかりませんが、問題無く成形で来ていたとの事の様ですね。
もしその様ならば、全く同一にはならないかと思いますが、成形条件を調整して行けばそれなりの物には、本来なるのではと感じておりました。
しかし上記の様、ガス抜けにおいて色々と問題が出ているようですね。
TRY状況内容を最初に見させて頂いた時、まずは成形条件で速度、温度等などで調整して行けば何とかなるのでは?と思いましたが、それでもダメな様ですね。
上記TRY状況内容を見ると最初から最終充填部等、ガスが充填時溜まり切っており、抜けない状況がありますね。
最終充填部のみならば、ガス抜きを型に施してやれば何とかなったかもしれませんが、途中のガス溜まりウエルドの様なものは型では改造しない限り無理があります。
そこで上記にも記載しましたが、最初から最終充填部等、ガスが充填時溜まり切っており、抜けない状況があり、そもそも充填時にガスが多い事が問題ではないでしょうか?
その為、T1時にも、今まで出ていなかった最終充填部でのガス抜きが不十分になったのでは?また型内圧も高くなりインサート金具にも樹脂被りが生じたのでは?
どのような成形でも同じだと思いますが、充填時にPLから微量のガスを抜きながら、FULL充填させていかなければならないのでは?
型締めが強過ぎて型の当たりが強く、そもそも今迄抜けていたガスがPLから抜けずに充填されているのでは?
型締め力調整をするか、または型に受圧プレートが付いていれば、板の高さを微調整して型のPL当たりを微量に弱くする方向にし、樹脂充填時、PLからガスを微量に抜きながら、FULL充填させていくというのはどうなのでしょうか?
的を得た回答ではないかもしれませんが、目を通して頂ければ幸いです。
以上、よろしくお願い致します。