こんな方におすすめ
- 射出成形技能士のキャリアアップを考えている人
- 射出成形技能士の転職タイミングを知りたい人
- 他の人の転職を決めたポイントを知りたい人
目次
射出成形技能士が転職しようかなと考える5つのサイン
終身雇用はなくなり、日本経済の先行きが不透明になっている状況です。
幸いにもプラスチック加工の王様と呼ばれている射出成形加工の需要は増えていっています。プラスチック素材は環境に配慮したより良いものに改善されながら発展していきます。
転職が当たり前になってきているとはいえ、慣れ親しんだ会社を辞めるのは大きな決断です。
そんな転職を検討する際の5つのサインを解説していきます。
1.家庭環境が変わった時
射出成形技能士資格を取得して数年、結婚出産をすると次にでてくるのがマイホームですね。
独身時代は、自分一人が食べていけるだけのお金を稼げばよかったのですが、家族が増え、環境が変わるとどうしても必要になってくるのがお金ですね。
全国の家計調査の結果は下記の通り
Q:家族を養っていくには、いくら必要なの?
A:家族四人(子供二人)で月30万円前後かかります。
現実は厳しいものです。給与の額面で30万円でも、社保や税金を天引きされて、手取りとなると24万円程度です。
贅沢をするつもりはないけれど、家族が不自由なく生活する分は稼ぎたいと考えますよね。
手取りを増やす為に、残業を増やし休日出勤をすると、家族との時間は減ってしまいます。
子供が小さいうちはお金はかからないですが、奥さんは働きずらいですね。一方で、10歳をこえると手はかからなくなりますが、塾や習い事が増えますね。中学高校大学の教育費も少しずつ準備しておきたいですよね。
そう考えると、取得したスキルを高く買ってくれる会社に転職するのは選択の一つになりますね。
2.成長の停滞を感じる時
射出成形の技術者は、初心者から一人前になるまでにおおよそ10年かかると言われています。
技能士資格の取得を軸に、知識と技術を習得していきます。
一つの会社に勤めていると絶対にくるのが停滞感です。射出成形は勤め先の取引先によって成形技術やノウハウが異なります。
業種ごとの特徴
自動車:数年ごとに新車種 アフターパーツ
医療機器:クリーンルーム、多数個取り
遊技機:機種によって波が激しい など
同じ会社、特にずっと同じ部署に勤めていると、技術のマンネリ、成長の鈍化を感じますね。
3.評価や待遇に不満がある時
評価や待遇への不満は、スキルアップするほど湧いてくるものです。
- 資格手当の有無
- 昇給昇格、賞与
- 会社への貢献度に見合っていない
スキルを活かして、適正な評価、ポジション、報酬を獲得している人は多くありません。
会社の体質は変わりません。
4.新しい技術や業界への挑戦意欲が高まった時
射出成形業界にも、ロボット、AI、センシング技術がどんどん導入されています。
射出成形技術は成熟したと言われて久しいですが、テクノロジーを組み込むことで、全く新しい製造システムに進化していきそうです。
ただし、一部の企業に限定されています。最先端の技術に触れるには、新しいプロジェクトに参加することがポイントですね。
参考
金型に圧力センサーや温度センサーを仕込み、情報をインプットしAIによる分析で、不良を選別し条件調整をするシステムが開発されています。(㈱MAZIN公式サイト)
5.職場の人間関係に問題がある時
何といっても一番の大きなきっかけは人間関係です。
人の悩みの9割は人間関係と言われています。
- 閉ざされた空間
- 利害が絡む状況
- 価値観や解釈の違い
- 積もり積もった感情
- やる気のない社員
挙げたらキリがないほど多く、悩みの原因を辿ると人に行き付きます。
どうしても気の合わない人はいるものです。
転職して技能士資格を活かそう
仕事は、人生を豊かにするための手段です。
仕事をしなくては生きられませんが、どんな働き方をするかは自由です。
\技能士資格を活かす/