射出成形の仕事

成形条件の作り方 最大ピーク圧とは? 射出成形 入門 初心者 1級2級 技能検定

2020年2月4日

本日は射出成形の基礎固めです。

「最大ピーク圧力」って聞いたことありますか?

 

言葉は聞いたことあるけど、実際にどんな意味があって、どの様に見れば良いのかはわかりずらいですね。

 

初心者、中級者向けに今さら聞けない「最大ピーク圧」を簡単に解説していきます。

1.最大ピーク圧とは

最大ピーク圧とは、充填した時、射出装置にかかる最大の圧力です。

 

まずは、【充填時、樹脂の流れ】を見て行きましょう。

下図の様な金型に充填していきます。緑が樹脂です。

あらかじめ設定した

射出圧力100Mpa、射出速度70mm/Sec

計量位置50mm、VP切換え位置10mmで充填してみましょう。

ここでは、保圧は使わず速度のみで充填していきましょう。

 

【樹脂の流れ】

1.まず50mmまで計量して樹脂を準備します。

2.金型を締めて、充填していきます。

  スクリューは前進し、樹脂は金型内に扇型に充填されます。

3.さらにスクリューは前進していきます。

4.VP切換え位置10mmまで充填すると、90%ほど充填できました。

この樹脂の流れの時、速度と圧力を見て行きます。

【射出速度】

計量位置から充填が始まると設定した速度70mm/Secまで速度が上がっていきそのままキープされます。

 

【射出圧力】

スクリューが速度70mm/Secで前進し金型内に樹脂が入っていくと、射出圧力は増えて行きます。

樹脂の先端はどんどん冷え、金型内のスペースも減っていくので、流れにくくなっていきます。

同じ速度で充填していくと、力はどんどん必要になりますね。

 

 

この条件の時、充填ピーク圧は、下図の黄色○になります。

2.最大ピーク圧で工程監視

設定する射出圧力は、最大ピーク圧より少し高い程度で十分です。

高過ぎる設定では、金型トラブル(オーバーパック)時、その差分金型に充填させてしまいます。

最大ピーク圧は、安定成形中はほぼ一定です。

トラブル発生時に、最大ピーク圧の上下限監視をすることで、金型の破損、スクリューのトラブル等を監視します。

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