射出成形工場に勤務が決まった新卒社会人、または10~20代の中途採用者の方向けの記事です。
射出成形工場に勤務し、0から社会人をスタートして行くときに、必要な基礎の解説です。
射出成形工場に勤めて、0~スタートした私の実体験を基に
- いまさら聞くに聞けない
- 社会人として当たり前に身につけておきたいスキル
をまとめています。
記事の最後に質問欄がございますので、わからない事・もっと知りたい事をお気軽に質問下さい。
1.メモの重要性
人間の記憶力はすごくあいまいで信用できません。記憶ではなく記録することが重要です。
学生時代には、先生が黒板に大事なポイントを書いて、「ここ大事だよぉ!テストでるよぉ。」なんて親切丁寧に教えてくれました。
ですが、社会に出れば、お客様や上司のみんなこんな風に教えてはくれません。
「忘れました。」では、仕事になりませんし、何回も続けば、信頼は失われます。
メモを取ることは、約束を守るために必ず必要です。
また、頭は記憶に使うのではなく、物事を考えるために使いましょう。
2.携帯できるノートか手帳
では、何にメモを取ればいいでしょう?
- 小さめのノート
- 手帳
この2択のどちらかが良いでしょう。
ノート・手帳をおすすめする理由は、メモをどんどん追加・削除できるからです。
時系列で追加できるのもポイントです。
作業着の胸ポケットに入れて携帯できるサイズがベストです。
反対にダメな記録方法は
- 手の甲
- プリントの裏
などは、やめましょう。
一時的なメモという意味では効果的ですが、
- 汗で消えてしまう
- どんどんメモ紙が増えて行き時系列がわからなくなる
- 読み返せない分忘れるリスクがある
など、中途半端な記録は役に立ちません。
また、スマホが普及してきたとは言え、まだまだ紙+ペンの速記が優位です。
3.メモのタイミング
(ⅰ)人の話を聞く時
基本的に、人の話を聞く時は、まずノート・手帳を開き、メモの準備を取ること!
条件反射です。これは私が射出成形工場1年生だった頃、何度も何度も注意を受けました。
お客様や上司は基本的に何か用があるから、あなたに話しかけてきています。
聞くだけでなく、内容をメモする事を意識しましょう。
(ⅱ)思い出した時
仕事中に突然ふと良いアイデアや、やり忘れていた事などを思い出す事があります。
こんな時は、今行っている業務を一時中断してメモしましょう。
私は何度も経験していますが、ふと思いついた事は一瞬で忘れてしまうものです。
このひらめきは、仕事がひと段落したらメモに残そうと思っていたら、もう思い出せません。
4.読み返す習慣
ただメモしていても、活用しなければ意味がありません。
新人時代の上司には、「メモをとっても忘れるんだから。しっかり読み返せ。」と言われていました。
目の前の業務に追われているとどうしても、忘れてしまうことがあります。
予防するために、メモを定期的に読み返すことが重要です。
私は、手帳を肌身離さず携帯しており、
- 8:00
- 10:00
- 13:00
- 15:00
- 17:00 と、始業時や休憩時間の度に読み返す様にしています。
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5.TO DOリスト 活用術
「TO DO=やること」リストの意味です。
やらなければいけないタスクの先頭に□チェックボックスを書き込みます。
(例)
□3/25(月)9:00 乾燥機の電源入れる
□今日中 ローダー粉塵タンク 清掃
□今週中 対策書 提出 など
ポイントは、期日を付けてメモ!
完了したら、□にレ点チェックします。
TO DOリストの良いところは、視覚的に管理できるところです。
長年使って慣れてくると、□のタスクしか目に入らなくなります。