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1サイクル時間管理術 【技能検定】【射出成形】【実技試験】

技能検定 射出成形 実技試験 提出数は下記の通りです。

X組 Y組
1級 PS 40個 PC   40個
2級 PS 20個 ABS 20個

本日の講習ポイントは「1サイクル時間管理術」と題して、

いかに無駄なく提出数を成形するかについてお話いたします。

時間管理術

(ⅰ)1サイクル 工程表

工程 参考時間
ドア閉め 1sec
半自動運転スタート 1sec
・型閉め 2sec
・射出、保圧 15~20sec
・冷却、計量 20~25sec
・型開き 2sec
・エジェクタ 2sec
ドア開け 1sec
製品取出し 2sec

※あくまでも参考です。

(ⅱ)工程確認ポイント

1.No.1ドア閉め、No.8 ドア開け

可能な限り素早くしましょう。

成形機によっては、

工程No.6 型開き(金型が型開限に到達)後に、

「工程No.7 エジェクタ」と「工程No.8 ドア開け」が同時進行可能です。

その場合は、型開(金型が型開限に到達)したら、ドアを開けて、製品がエジェクタされるのを待って受け取れます。

製造年が古い油圧式の成形機は可能です。

2.No.3 型閉め、No.6 型開き

地域によっては、「型閉め、型開き」の最高速度を設定されています。

金型の保守、破損対策によるものです。

最高速度に設定のない地域で受験される方も、安全に「型閉め、型開き」できる速度を入力しましょう。

3.No.4 射出、保圧

射出、保圧時間は

PS、ABS、PCそれぞれ外観「ヒケ」を確認しながら設定します。

試験用の金型は、完全に「ヒケ」を直すことはできませんので、より良い条件を求めすぎないよう注意して下さい。

PC成形で「糸引き」がる場合は、ノズルバック成形もおすすめです。

ただし、成形機によっては射出台が後退限に達するまで、次工程に進まないものもありますので、残り時間に合わせて検討してみてください。

4.No.5 冷却、計量

冷却時間は製品を見ながら設定します。

計量は、冷却時間内に終わるように設定します。

冷却時間<計量時間 では、計量完了してから型開き工程になってしまいます。

計量のスクリュウ回転速度を上げてみましょう。

5.No.7 エジェクタ

エジェクタは、製品を白化させないようにゆっくり突出しましょう。

せっかく40~50secかかって作った製品も最後のエジェクタ工程で壊してしまったらもったいないですよね。

6.製品取出し

製品の取出しは、可能な限り素早くします。

取出したら製品は手に持ちながら、直ちに「ドア閉め」次サイクルスタートさせます。

(ⅲ)時間管理術

試験製品は、1サイクルが40~50secと長いです。

各工程で素早く、的確な操作をすることが重要です。

限られた試験時間の中で、工程を切り詰めて、「時間を産み出す」感覚です。

この産み出した時間が、時間制限による失格を防止することに繋がりますし、精神的余裕を作ります。

「1sec」を意識して、実技試験対策をしましょう。

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【注意】技能検定過去問題集・解説書は、数年毎に改訂されます。本記事の執筆は平成31年3月現在の最新情報になります。ご注意ください。…