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実技検定 射出成形 技能試験 「PEパージ」

ここまでくればあと1歩です。

今回は「Y組成形」終了後の、

「PEパージ」のポイントをお話しさせていただきます。

「PEパージ」のポイント

たっぷりパージしよう

PEパージはあなどってはいけません。

2級、1級ともに「Y材」はなかなか抜けないってことを十分に覚悟しておいてください。

「Y組成形」終了時

2級 ABS

1級 PC

どちらもPEで抜くには、「量」が必要です。

パージに使用するPEに使用制限はございませんので、たっぷりパージしましょう。

焦って中途半端にPEサンプルを作成しても、Y材が残っていてはまたやり直しです。

2級ABSは色で判別できますね。

1級PCは背圧強めでとにかく「量」で抜きましょう。

安全作業遵守で、パージ球は握り拳の大きさまでです。

真鍮棒を使い、射出台の上でパージ球が1塊にならないように注意して下さい。

また、PEはタラタラなので、射出台に「離型剤」を塗布して張りつきを防止することも有効です。(検定地域にもよるので、事前に確認が必要です。)

PEサンプル オーバーパック注意

「Y組成形」条件のまま充填しますとオーバーパックします。

保圧は0。計量を減らしてショートから作成します。

ヒケている状態(充填度70%程度)のPE製品を作成します。

PEサンプルはショート不可で、必要個数は2ショットです。

試験官に確認してもらう

PEサンプルを作成し、ゲート裏にてY材が抜けたことを確認します。

この際に、判別が難しいようでしたら試験官に確認してもらいましょう。

確認してもらった方が、手っ取り早いです。

PE材残り 処理

ホッパー内に残ったPE材を抜き取り、エアブローします。

この際もホッパー蓋の取り扱い注意です。

技能検定参考書のご紹介

技能検定 プラスチック成形 射出成形作業 参考書のご紹介はこちらから

【注意】技能検定過去問題集・解説書は、数年毎に改訂されます。本記事の執筆は平成31年3月現在の最新情報になります。ご注意ください。…

コメント

  1. イワホリキミアキ より:

    こんにちは
    今度成形技能士検定2級を初めて受験します。
    パージについて質問があり、コメントさせていただきます。
    加熱塔内の材料を出来るだけパージして抜いてから、次の材料を入れています。検定の場合はこの方法ではなく、加熱塔内の材料が残った状態から次の材料を投入するという理解で正しいでしょうか。
    また、普段会社ではペレットライナーでの材料供給となっており、ホッパーを使ったことがありません。ホッパー内の材料を抜き取る作業というのは、ホッパー上部からすくい取るというイメージなのでしょうか。
    ご教授よろしくお願いします。

    • plataro より:

      ご質問ありがとうございます。
      1つづつ解説していきます。
      成形機に取り付けてあるホッパーは、旋回式となっています。
      ホッパーの下にはシャッターがあります。そのシャッターを閉めて旋回し、材料を抜き取る事が可能です。
      ですが、地域によって材料残りの抜き取り方法は異なります。
      群馬、栃木ではホッパーを旋回して抜き取りが可能でしたが、埼玉ではホッパー上部からボールですくい取る様に指示があったそうです。
      ですので、各地域で技能検定実技試験の説明会がありますので詳細はそこで確認してみてください。
      実技試験中のパージ工程は、3回です。
      1.PEからX材(1級2級共にPS)2.X材からY材(1級はPC2級はABS)3.Y材からPEです。
      PEは加熱筒とホッパー口に少し残っている程度ですので、そのままX材をホッパーに投入可能です。X材で製品作成が終わった残りのPS、Y材で製品作成が終わった残りのPC又はABSをパージにて絞るのは時間がかかります。ですので、どちらの方法にしても、基本的にはホッパー内で余った材料があるなら、すくい取るか、旋回して抜き取ってしまうのうが時間短縮になります。
      時間切れの失格者が半数以上の資格試験になりますので、時間のかかることはやめましょう。
      本「プラスチック・ファン」では、各工程で解説記事を書きためています。合格のお手伝いができれば幸いです。頑張りましょう!!