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技能検定 射出成形 実技試験 「金型取付」

今回のテーマは、「金型取り付け」です。

「安全第一と基本作業」を徹底し、確認していきましょう!

1.金型の取り扱い

(ⅰ)実技試験問題 注意事項の確認

技能検定 実技試験の注意事項の1つは下記の通りになります。

”成形機、金型及びその他重要な機材の取り扱いには、特に注意すること。”

文字にするとざっくりですが、各作業の中に当てはめると減点ポイントが見えてきます。

(ⅱ)金型・成形機の選定作業

技能検定会場に用意されている成形機と金型なので、その成形機に受験金型が取り付けられるのは当たり前だ!と思いますが、、、金型と成形機の「選定」も実技試験の審査項目になります。

ここでの注意事項にある「取り扱い」金型取り付け作業に当てはめると

取り付け可能かを「選定」することも含むという事です。

(ⅲ)金型・成形機の寸法測定

つまり検定員から「では実技試験を始めてください。」と声掛けがあったら、

金型寸法、成形機寸法をメジャー又はノギスで測り、金型が成形機に取り付けられるかを確認する作業が必要という事です。

  • 金型寸法は、縦、横、型厚、ロケートリング
  • 成形機寸法は、タイバー縦、タイバー横、ロケート穴

この寸法測定をしない⇒減点!!となってしまいます。

または、検定員に見せることも大事です。測定したつもりでも検定員が不足と判断すれば減点になります。

○金型構造をくわしく図解しています↓○

本日の記事は、技能検定 射出成形 実技試験の金型構造です。 技能検定の金型構造は簡単です。 可動側の動きを詳しく図解に...

2.金型吊り込み

(ⅰ)焦らず安全作業

吊り上げから成形機内への移動は、補助員の型が補佐してくれます。

私も補助員の経験がありますが、補助員も緊張します。

焦らず慎重に吊り込みましょう。

タイバーやプラテンに衝突しないように注意しましょう。

(ⅱ)ツメの取り扱い

ツメは箱ごと射出台に持ってきます。

操作側からツメを取り付けます。

(ⅲ)増し締めは”X字”

まず操作側の4点にツメを手締めし、”X”の字の様に増し締めをしていきます。

1、固定側上

2、可動側下

3、固定側下

4、可動側上  の要領です。

各技能試験会場によっては不要の場合があるとは思いますが、基本作業と考えれば”X”で固定がベターです。

(ⅳ)増し締め後の最終確認

緩んでないか・ちゃんと固定されているか最終確認しましょう。

(ⅴ)反操作側への移動

操作側のツメ取り付けが終わったら、ただちに反操作側へとりかかります。

その際、ツメの入った箱を持って反操作側へ移動しましょう。

※加熱筒下から反操作側へ渡す方法もありますが、印象は良くありません。加熱筒は高温ですので危険作業をとられるやもしれません。疑われるようならやらぬが吉です。

操作側同様に”X”で固定し、その後、緩みがないことを最終確認します。

※今日からできる実技試験対策

金型取り付け他の実技試験対策ポイントをまとめました↓

平成30年度 技能検定 実技試験までいよいよ日数も少なくなってきました。 今回の記事は、「実技試験の練習をしよう」と題しまし...

3.不安・焦りのポイント

(ⅰ)隣にはもう一人の受験者が、、、

実技試験開始となり、隣の受験者の作業が横目にチラチラ入ってきます。。。

また、隣の受験者のほうが少し先行していれば、当然焦ります。。。

でも開始直後は「グッっと」我慢!

(ⅱ)自分の作業に集中しましょう

焦らずに安全第一と基本作業遵守でいきましょう。

焦らず実技試験に臨むマインドセットは、また別の機会でお話させて頂きます。

技能検定参考書のご紹介

技能検定 プラスチック成形 射出成形作業 参考書のご紹介はこちらから

【注意】技能検定過去問題集・解説書は、数年毎に改訂されます。本記事の執筆は平成31年3月現在の最新情報になります。ご注意ください。…

コメント

  1. 江崎 明 より:

    金型取付手順について、質問です。
    取付順番ですが、操作側の固定板次に反操作側の固定板を先に締込して、操作側の可動板次に反操作側の可動板と思っていました。(当方パナソニックOBです)違うのでしょうか

  2. plataro より:

    江崎様。ご質問頂きありがとうございます。群馬、栃木の技能検定では、金型クランプは、操作側(X字締め)反操作側(X字締め)と指導を受けております。江崎様ご指摘の様な取り付け方も正解と思います。補足させて頂くと、最終的に均等に適正な力で締めてある事が重要です。ただし、操作側反操作側の行き来が1工程増える分、時間制限のある実技試験では不利に働く懸念はございます。この様なことは、地域や団体によって異なるところだと推測致します。また、何かお気付きの点がございましたら、お気軽にご質問下さい。

  3. 久保 より:

    今回、会社都合で初めて長野県で受ける事になり先日操作講習に行って来たのですが、
    試験当日、補助員がいないと言われました。
    補助員がいないのは他県もそうなんですか?補助員の存在ってかなり重要だと思うのですが。会場によってやり方、ルールが違い過ぎるのはおかしいと思います。

    • plataro より:

      埼玉、群馬、栃木では補助員がいました。
      チェーンブロックの横移動や材料を箱型乾燥機から取り出して渡してくれるなど作業補助してもらっています。
      各地域で補助員がどこまで補助するかは違いがあるようです。
      今は分かりませんが以前埼玉では、Y材後のPEパージのだんご処理をやってくれたと聞いたことがあります。
      確かに補助員がどこまで作業を補助してくれるかで合格判定に影響しますね。
      なぜ長野県では補助員がいないのか理由は分かりませんが、各地域の技能検定協会が技能試験を実施することになっているので、残念ながら「地域差」ということになると思います。

      試験当日の開始前に、金型吊り込み、材料準備を検定員に補助してもらえるかを確認してみるのが最善の結果につながると思います。
      実際の体験を後で教えて下さい。今後の参考にさせていただければ幸いです。
      試験頑張って下さい!
      全力で応援しています!よろしくお願い致します。

  4. かか より:

    大変為になる情報いつも感謝しております。
    クランプの取り付けなんですが、操作側固定仮締め、そして本締め。
    稼働側仮締め、そして本締め。
    反操作側も同じにやった後にX字で増し締め。操作側に戻り同じように増し締め。
    このようなやり方ではどうでしょうか?
    減点ありますかね?

    • plataro より:

      クランプ取り付け手順は、群馬県ではX締めが推奨させておりました。目的は均等に締めることです。
      また、増し締めは、適正トルクで締まっているかの確認です。
      減点されるまでの事とは思いませんが、地域によって認識があるかと思いますので、実技試験前の講習会で確認してみてください。
      頑張って下さい。全力で応援しております。

  5. かか より:

    クランプのとり付け方は操作固定本締めまで、稼働本締めまで、反操作同じにやって後にX字で増し締め、操作側に戻り同じように増し締め。
    これでも減点ありますか?

    • plataro より:

      均等かつ適正なトルクでクランプされていることが標準作業になります。
      均等にクランプを付けるには、X字に本締めすることが有効です。
      適正なトルクで締めるには、増し締めが有効です。
      その後に最終確認は念の為と言う意味合いになります。
      X字で本締めしないからと言って、減点にはならないと思います。
      ご確認よろしくお願い致します!
      色々不安に思うところも多いと思いますが、一つずつ整理していくことで合格率は飛躍的に上がります。
      頑張って下さい!